新田 都志子教授

大学では専門科目として「マーケティング」、「サービス・マーケティング」、「小売マーケティング」、「流通システム」を教えています。専門はマーケティング戦略。近年は小売業のビジネス・システム革新に関する研究を行っています。研究業績等は大学HPを参照ください。

私自身は、大学時代は経済学部でしたが、1年生の時に受けた一般教養の「政治学」に興味を持ち3年生から始まるゼミでは1930年代のヨーロッパ外交を学ぶ「国際関係論」のゼミに在籍していました。マーケティングとは就職後仕事を通じて出会い、その後大学院に進んで専門的に勉強しました。大学時代は弓道部で、今思えば弓をひくことばかりに明け暮れた青春時代だったように思います。

ゼミの指導方針と理念

―自ら考え行動できる人に―

 ゼミはマーケティングを専門的に学ぶゼミナールです。変化の速い現代において消費者のニーズやライフスタイルはめまぐるしく変化しています。その中で価値をどのように創造し、どのように伝えていくのかについて日々研究を行っています。

 

 ゼミでは、マーケティングの理論の習得と同時に、現実問題の分析、実践を通じて、ヨリ深い分析能力を磨くことを目的としています。さらに、グループ活動を通じて問題を認識する力や解決する能力、チームの一員として協働協調できる力も自然と身に付きます。

同時に、人数の多い講義形式の授業では習得の難しい、議論の仕方(相手の話を聞き、問題点を指摘し、自分の主張を述べる)が身につくのもゼミの大きな成果でしょう。

  

さらに、様々なことに積極的に挑戦して欲しいとも思っています。そのため机上の文献研究に留まらず、フイールド・リサーチや企業との共同研究を行なうことで、学生達は受身の姿勢から徐々に能動的になっていき自ら考え行動できる人に育っていきます。

 

しかし、それだけではなく、私は何と言ってもゼミは一生の友を得られる貴重なところだと考えています。研究を通じて共に切磋琢磨し、時には共に喜び時には涙する。意見が合わずに時には口論することさえも全てが血となり肉となり、きっと卒業した後もゼミは一生の財産と心から思える、そんなゼミを目指しています。

 

そして、このような経験を経て社会に出ても通用する人材になって欲しいと心から願っています。

ゼミの主な活動

(1)専門書の輪読によるマーケティング知識の習得
(レジュメの作り方や報告の仕方、議論する力を身につける)

 

(2)グループ研究
グループに分かれテーマ設定を行い研究。研究成果は日本学生経済ゼミナール大会(インナー大会)のプレゼンテーション部門(日経BP社主催)やオープン大会で発表。最終的にゼミ論文としてまとめる
(研究を通じて資料収集の仕方、フィールドリサーチ、消費者調査技法、プレゼンテーションの仕方、論文の書き方などを学ぶ)

 

(3)企業との共同研究

   ヨリ実践的な課題に対する問題解決法を学ぶ。同時に社会人と接することでマナーや態度なども身につける。

 

(4)ディベート

   データの重要性を学び議論する力を身につける

ゼミ風景
ゼミ風景
無印良品の文房具開発に協力
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